小学生の学習について
私は、小学生の間は、特別な事情がない限り、塾に通うべきではないと思っています。なぜ小学生なのかについての説明は、また別の機会に譲り、ここでは、低学年時に塾へ行くべきではない理由を2つ挙げさせて頂きます。
まず、小学生の間は、親が子供の勉強を見るべきだという理由からです。それは、分からない所を教えてあげるという意味ではありません。小学生の勉強といえども、かなり難解な内容の単元があります。それらに全て答えるのは難しいでしょう。私が言いたいのは、一緒に勉強する時間を作って頂きたいという事です。1日15分で構いません。ただ、勉強しなさいというだけではなく、漢字の書き取りや四則計算の復習を一緒にしながら、親子の対話の時間を作って欲しいのです。九九の練習などは、お風呂の中でもできますよね。もし、解決できない問題が出てきたら、担任の先生に相談されたらいいのではないでしょうか?まずは、親子の絆をしっかりとつくりあげて下さい。
もう1つの理由は、遊びの中から得るものが、後々、大きな財産になるという事です。野球やサッカー教室に通っている人もいるでしょう。また、ピアノや習字、そろばんを習っている人も多いと思います。ですから、なおさら、小学生の間は、友達や地域の仲間たちと遊ぶ時間を大切にして欲しいのです。大脳生理学上も、十歳という年齢が、心身発達の1つの区切りになるそうです。
塾の卒業生で、金大医学部を卒業して、今、医院を開業している人などが数人います。彼らに共通しているのは、小学時代は大いに遊び、中学でも部活動に熱中して、3年夏の大会まで、部活と勉強を両立させてきたという点です。時間があれば勉強できるというものではありません。ポイントは、短い時間であっても、いかに集中して、効率の良い勉強ができるか、という事なのです。
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